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経営改善ブログ

[2022.6.25]

カテゴリー:経営

6月も残り少なくなりましたが、今年の福岡は空梅雨のようです。 水不足などが心配されますが、個人的にはこのまま梅雨明けしてもらいたいです。 さて今月のブログは、最近、コロナ禍の影響で窮境状態にある「飲食店」の経営支援をさせて頂く機会が多いのですが、 飲食店を経営する上で重要な経営指標である、「FLコスト」・「FL比率」についてです。 「FLコスト」とは、Food(食材費)とLabor(人件費)の合計金額で、「FL比率」とは、飲食店の売上高に占める、 FLコストの比率のことです。 計算式で表すと、FL比率=(食材費+人件費)/売上高となります。 飲食店経営においては、最も大きなコストである、この「FLコスト」を売上の何%に抑えるか、ということが利益を 出し続けられるかどうかに最も影響します。 「FL比率」はどれくらいが適正であると思われますか? 先に結論を言えば、諸説ありますが、個人経営や小規模な飲食店であっても、FL比率は必ず60%以下にすることを目標にするべきだと思います。内訳は「Food35%+Labor25%」程度が望ましいと言えます。コストコントロールが出来ている飲食店では、FL比率が55%以下という店舗もあります。 FLコストの次に大きなコストである、Rent(家賃)も飲食店のコストを考える場合は大事であり、FLコストにRentのRを加えて、「FLRコスト」を考慮することも飲食店の経営では重要になります。 コロナ禍の影響で空き店舗が増加している今は、現在の家賃を下げられるかもしれません! 安部中小企業診断士事務所は、“100年続く企業”を応援しています。

[2022.5.20]

カテゴリー:経営コンサルタント, 経営改善

5月も半ばを過ぎて暦の上ではもう初夏となりました。 日頃、経営コンサルタントとして中小企業の経営者や幹部の方に対して経営計画の策定支援を行なっていますが、その過程で「目的と目標」の違いを良く理解されていないケースが見受けられます。 今回のブログのテーマは、そんな知っているようで良く理解できていない「目的と目標」の違いについてです。 まず、結果を出すために知っておきたい、目的と目標の違いは7つあります。 違い1. 目標は目的のためにある。 違い2. 目標は具体的に、目的は抽象的に。 違い3. 目標は見えるモノ、目的は見たいモノ。 違い4. 目標は過程、目的は行き先。 違い5. 目標は複数、目的はひとつ。 違い6. 目標は諦めても目的は諦めてはいけない。 違い7. 目的は目標の先にある。 如何でしょうか? 分かるようで分からないでしょうか? 要約すると、「目標」とは、単に目指すべき状態(計画として定量的・定性的に表すことが可能)や目指すべき具体的なものをいいます。そして、それに意義(目指す理由や意味)が付加されることにより「目的」となります。意義とはそれを目指す理由であり、その行為に自分(あるいは会社)が見いだしている価値や動機のことです。 目的と目標の関係を数式で表すと 目的=目標+意義 になります。 実際のところ、会社において仕事や業務の目的に代わって目標を置くことはできます。 しかし、その時に意義が欠如していると、社員にとっては「目標疲れ」が生じる危険があります。実は、向かう先に意義を感じていないがための目標疲れであることが多く、あるいは手段が目的になってしまうことが多いのです。 ですから、経営者は目標に意義を加え、目的に昇華させ、社員と共有する必要があるのです。 安部中小企業診断士事務所は、“100年続く企業”を応援しています。

[2022.4.15]

カテゴリー:国の施策, 経営改善

先月のブログでも少し触れさせていただきましたが、令和4年4月より、全国47都道府県に設置されている中小企業再生支援協議会を関連機関(経営改善支援センター)と統合し、収益力改善・事業再生・再チャレンジを一元的に支援する組織として「中小企業活性化協議会」が設置されました。 また、それに合わせて「中小企業活性化協議会」による事業再生等の支援とともに、民間による事業再生等の支援を促進するため、「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」に基づく私的整理を支援する制度が創設(4月15日から開始予定)されました。 この他にも、経済産業省・金融庁・財務省が連携して「中小企業活性化パッケージ」として、ポストコロナを見据えて中小企業を支援する様々な施策が発表されています。 詳細はこちらをご覧ください。 https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220304006/20220304006.html?msclkid=0e790994bc9c11ec84dc082a58518f6d 国もやっと、コロナ資金繰り支援の継続や増大する債務に苦しむ中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジを促す総合的な支援に本腰を入れるようです。 当事務所も「経営革新等支援機関」として、今回の支援策を活用しながら微力ではありますが、地域経済活性化のお手伝いをさせていただきます。 安部中小企業診断士事務所は、“100年続く企業”を応援しています。

[2022.3.11]

カテゴリー:国の施策

3月も半ばを過ぎ、春の気配を感じる季節になりましたが 先日、経済産業省・金融庁・財務省から、「中小企業活性化パッケージ」が公表されました。 中小企業のコロナ資金繰り支援の継続と収益力改善・事業再生・再チャレンジ促進のために 関連省庁が連携した施策ですが、下記の通り大きく2つの支援策が骨子となっています。 1.コロナ資金繰り支援の継続年度末の資金需要への対応 ②来年度以降の資金需要への対応 2.中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジの促進 ①収益力改善フェーズに関する支援 ②事業再生フェーズに関する支援 ③再チャレンジフェーズに関する支援 特に、2の施策を一元的に支援する体制の構築のため、全国47都道府県にある「中小企業再生支援協議会」と 「経営改善支援センター」を統合し、「中小企業活性化協議会」を設置するなど支援体制の強化を図ると共に 「中小企業の事業再生等のガイドライン」を新たに策定し、金融機関・民間専門家・各種支援機関とも連携して 苦しむ中小企業の支援を推進していく施策になっています。 文面の関係もあり詳細は割愛させていただきますが、もし、ご興味のある方は弊所までお問い合せください。 安部中小企業診断士事務所は、“100年続く企業”を応援しています。

[2022.2.19]

カテゴリー:経営, 経営コンサルタント

2月も半ば過ぎになりましたが、多くの都道府県で「まん延防止等重点措置」の適用期間が延長されました。 年明けから、何かすっきりしないのは私だけでしょうか? さて、今月のブログは先月告知しましたように、「財務と会計」の違い、「財務会計」と「管理会計」について ご説明させていただきたいと思います。 「財務会計」とは、企業の利害関係者に、「事業活動の結果を報告するための会計」です。 報告に必要な書類は、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表、いわゆる決算書です。 株主や銀行及び取引先は財務諸表をみて経営の安全性などを判断します。 通常、財務諸表や元になる日常の収支などの記録は、自社の経理担当者が作成します。 ただし、多くの中小企業では、そうではないケースもみられます。 一方、「管理会計」とは、経営者や役員などが「自社の将来の経営判断をおこなうための会計」です。 主に、予算管理と原価管理をおこない、社内向けの資料を作成します。 あくまで、内部資料になりますので会社により様々ですが、これに基づき経営者は、自社の経営の現状を把握するとともに 課題や問題を分析して、今後の事業の成長やコスト削減などの経営方針や経営戦略などを決定します。 また、「財務」は資金調達・資金運用の業務であり、「会計」はお金の流れ全体を管理する業務になります。 そのため、会計は財務、経理、経営企画などの複数の部署をまたぐ幅広い業務となります。 安部中小企業診断士事務所は、“100年続く企業”を応援しています。

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