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経営改善ブログ

[2018.3.20]

カテゴリー:経営

『トーキョートッキョキョカキョク』という早口言葉、小さいころにありませんでしたか?

本当は、こんなところないそうですね。

今回は「知的財産経営」について書かせていただきます。

 

知的財産とは、『人間の知的活動によって生み出されたアイデアや創作物などには、 財産的な価値を持つものがあります。 そうしたものを総称して「知的財産」と呼びます。 知的財産の中には特許権や実用新案権など、 法律で規定された権利や法律上保護される利益に係る権利として保護されるものがあります。 それらの権利は「知的財産権」と呼ばれます。』 (日本弁理士会HPより)

 

知的財産には、皆さんご存知の『特許権』をはじめ、『実用新案権』『意匠権』『商標権』『著作権』などがあります。

日本は、特許の保有件数では世界有数であり、米国に次ぎ2位となっています。しかし、昨今、中国が猛追しており、平成29年の特許出願件数は10年前の約5倍の138万件まで増えており、日中が逆転する日も近いのではないかと思われます。

 

では、国内で見ていきますと、中小企業の特許出願は増加傾向にあるものの、中小企業の特許出願割合は、わずか約14%にすぎず、米国のほぼ半分で、知財を保有する中小企業の割合は、5.4%です。(平成27年)

中小企業に限って言いますと、未だ知的財産に関する関心・意識は低いように感じます。

しかし、知的財産の保有は長い目で見れば企業の利益率向上に寄与するとのデータもあり、特許庁によりますと、特許をもつ中小企業の売上高営業利益率は平成14年度で4.2%であるのに対し、特許のない中小企業の2.6%はもとより、大企業平均の3.2%をも上回っているというデータもあります。

また、「知財を保有、活用すると取引先や銀行からの信用も高まりやすい」と言う声もあります。

中小企業においても、知的財産の保有はビジネスチャンスの発掘につながるのではないかと思われます。

 

私ごとですが、現在3件の商標権を出願中です。昨年の8月に出願をしており、今まであれば6か月ほどの期間で可否が通知されてきているということでしたが、現在7か月以上かかっており、大変込み合っている状況ということです。

 

私も出願中の商標は近いうちにビジネスに生かしていくつもりです。中小企業経営者の方も、身近にある知的財産と今一度見直し、ビジネスに生かしてみませんか?

 

安部中小企業診断士事務所は、“100年続く企業”を応援しています。

 

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