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経営改善ブログ

[2014.2.13]

カテゴリー:経営改善

昨年末より中小企業が業績を上げていくための優れた戦略能力について投稿して参りました。

今回は最終要件の ③博識能力 について考えてみようと思います。

”経験に勝る知識なし” と言う言葉が存在するように、沢山の経験と知識を持っている方が、優れた戦略を打ち出せる可能性が高くなると言うお話はいたしましたが、実際に博識能力がどのように戦略を立てることに役立つのでしょうか。

 

例えば、

様々な国に行って様々な民族に触れ合い様々な価値観を学んだ人と、

国外には出たこともない人、どちらが”知識”の引き出しが多いでしょうか?

 

同じようなことが様々な事例で考えられます。

勉強や様々な経験における知識も同じことが言えるでしょう。

より多くの経験がより多くの知識を生み出します。

 

何かを発案・実行する場合に、何の情報をもとに発案・実行するでしょうか?

言うまでもないですが、発案するのは自分の頭脳。

実行する際に役立つ情報は、自分のこれまでの経験です。

自分の知らないことは脳裏にも浮かばないし、人から聞いただけのことや経験のないことは想像はできても、その細やかな部分までは実際に経験しないと解らないことも多いものです。

簡単に情報を入手できる現代、そこには大きな落とし穴が存在しているように思います。

簡単に情報を入手し、解った気になってしまう ”錯覚” を起こしてしまうことがあると考えられるのです。

本当の意味での知識は、そこには存在しないと思うのです。

なぜなら、ある一部分を 見る・聞く しかできていないからです。

ビジネスとは人が人のために行っているコトで、その主体である人は生物であり、

生物が何かを判断する場合、五感を使っています。時には、第六感がモノを言うこともあります。

私たちは、私たちが考えている以上に優れた能力を秘めています。

”全体的に” ”五感、ときには ”第六感” を働かせて” ”実際に経験” したときに、はじめて自分の ”知識” になるように思います。

言うまでもなく、沢山の知識は発案・実行をする際に役立ちます。

あらゆる角度から物事を視ることのできる能力は、とても重要です。

沢山の知識を積み、自分自身の頭の中の情報のファイルを増やしていくことで、

引き出すデータもレパートリーも増えると考えられます。

経営者であれば、社員に対し沢山の経験とその知識を増やす様に導き、

社員であれば自らより多くの経験をして知識を高めるよう努めていく必要があるでしょう。

また、採用の際にも博識能力の高い人材は、発案・実行能力に優れていると考えられるので、考査の際に見極めることも重要だと思われます。

 

昨今、”儲かる~” ”稼げる~” ”~戦略” などのノウハウばかりが独り歩きをし、経営本来の目的や経営戦略の本来の意味が違う方向に向かっているのではないかと感じることがあります。

社員一人一人が、私たちの幸せな将来のために、新たな快適性・利便性を開拓していけるような方法を発案・実行できる『論理的に考えられて、常識を覆すほどの柔軟な考えもできる物知りな頭脳』を手に入れて、より良いサービスや商品を適正な価格で世の中に提供し、世の中がますます住みやすくなれば、日本の幸福度を増していくことができるのではないかと感じます。

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