ブログ

ホーム > ブログ

経営改善ブログ

[2017.6.3]

カテゴリー:士業間連携, 日々の出来事

最近の中小企業を取り巻く経営環境は多様化・複雑化しており、中小企業の支援体制の強化が必要であると言われています。
そのため、今後は士業同士の連携・信頼関係の構築が不可欠であると考えております。
また、中小企業の支援のためには、各金融機関との連携強化の必要性もあると思います。

福岡県中小企業診断士協会は、一昨年より、他士業および金融機関との連携強化に努めております。
昨年は弁理士会との提携も完了し、今年度は、福岡専門職団体連絡協議会(専団連:福岡さむらいネットワーク)への加入も予定しております。

そのような中、福岡県中小企業診断士協会と福岡県社会保険労務士会が平成29年5月23日に包括的な業務提携を締結しました。

中小企業の企業経営、人事労務管理等について相互に支援し、雇用の安定・生産性の向上・経営基盤の強化に取り組むことを目的としています。
労働力減少による人材不足に悩む中小企業は増加しており、雇用関連助成金の支給要件も大きく変更されています。
また、政府が進める「働き方改革」も、中小企業の労務環境に影響すると思われます。

両会は今後、個別企業からの経営・労務相談、資金調達、創業支援対応に加え、セミナー・研修会等への講師の相互派遣地域経済動向情報の交換などについて、幅広く協力し合うこととなりました。

時事通信社、ふくおか経済によるマスコミ取材も行われる中、調印式を滞りなく終了しましたが、福岡県中小企業診断士協会の担当役員として 約1年にわたる業務が無事に完了し、やっと肩の荷が下りた気がしています。

あけましておめでとうございます。
年末年始、ゆっくりと過ごすことはできましたでしょうか?
事務所はゆっくりと5日に仕事始めを迎えました。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

前年からの引き続き、“生産性向上”のお話です。

では、実際に「生産性とは何か」「生産性を高める」ということがどのようなことなのか、どのように生産性を算出すれば良いのか、
なのですが、中小企業診断士試験における“生産性”の模範解答は以下のとおりです。

生産性分析が表す“生産性”とは、企業活動において、経営資源(労働力・資本)を投入=インプット  して、
生産高や売上高等の経営成果=アウトプット  の効率性を意味し、生産性=アウトプット/インプット で表されます。

つまり、“生産性の向上”とは、「アウトプット」につながらない「インプット」を減らしたり(=効率化への取り組み)、
アウトプットを増やすことのできる(できそうな)活動に取り組む(=付加価値向上への取り組み)ことをいいます。

今日、“第4次産業革命”と言われ、なんでもインターネットにつながるIoT、AI(人工知能)やロボットの
活用が政府の成長戦略の柱に掲げられています。

しかし、業務の効率化ばかり目指していては、ロボットやAIにとってかわられて、逆に人間の仕事がなくなっていくのではないでしょうか?

中小企業においては、まだまだ先のことと思われがちですが、すぐそこまで来ています。

ただ知識をため込んだり、事務作業を処理したりする仕事はAIにとってかわられます。

ロボットやAIに負けない、知識や体験をもとに物事を多面的に見る力や考える力、相手を思いやるホスピタリティ、改善を目指す心など、人間しか行いえない付加価値のある仕事があります。

個々の従業員の能力を上げることにより付加価値を付けた商品やサービスを生み出していくことは人間にしかできないものです。

生産性の向上は結局“人”に原点回帰していくものではないでしょうか。

安部中小企業診断士事務所では、生産性向上のために、会社が“勝ち組”となる人事制度の構築のお手伝いを行っております。

経営の視点から、人事労務の視点から、従業員の立場から・・・

会社と従業員がwin-winの関係を構築することのできるものと自負しております。

今後より一層求められる生産性向上の一つのツールとして、いかがでしょうか?

 

という事務所の宣伝で、今年をはじめさせていただきます(笑)。

今年も安部中小企業診断士事務所をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

暖かった日が過ぎ、ぐっと冷え込んできました。
本来ならこのくらいの気温が“例年並み”ということかもしれませんね。

今年最後のブログになりましたが、今回は年をまたぎまして“生産性の向上”について2回にわたって書いていこうと思います。
しばし、お付き合いください。

アベノミクスの成長戦略の軸足が、デフレ脱却のための「需要不足の解消」から、技術革新や人材活用などによる
「生産性の向上」へ移行しています。

その中の一つとして、2020年までにサービス業の現在の労働生産性0.8%の伸び率を2.0%に底上げする目標を掲げています。

“生産性の向上”、最近よく耳にするとは思われませんか?

生産性向上に関する、政府の施策は様々あります。代表的なものは下記の通りです。

税制では、生産性向上設備投資促進税制(平成29年度を以て予定通り廃止)があります。

この税制のポイントは、”生産性を向上させる設備投資を行えば、税制上の優遇を受けることができる”ということです。

厚生労働省管轄の助成金においても、「業務改善助成金」といった生産性向上のための設備投資(機械設備、POSシステム等の導入)などを行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合に助成されるものがあります。

また、「キャリアアップ助成金」「受入れ人材育成支援奨励金」「業務改善助成金」のように、生産性の向上によって、助成金の助成額を割増するものがあります。

この場合の生産性とは、営業利益と人件費、減価償却費を足し合わせた数字を雇用保険被保険者数で割って算出したものです。
人件費を下げて、営業利益を確保するのではなく、厚生労働省らしく、人件費もそれなりに保ってね~というところでしょうか。

また、一部でにぎわいを見せている「ものづくり補助金」についても、補助対象要件にて、「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」に示された方法で行う革新的なサービスの創出・改善とうたってあります。

8月のブログでもご紹介いたしましたが、今年7月に、「中小企業等経営強化法」が施行されています。

この法律の目的は、中小企業・小規模事業者の稼ぐ力を強化、“生産性を向上”し、企業において賃上げが行える経済構造にしていき、GDPの6割を占める個人消費の活性化を行うというものです。

“生産性を向上”させることによって、(もちろん、要件は様々ありますが)減税が行われたり、助成金が支給されたり、補助金が支給されたりするということですね。

先日、「同一労働同一賃金」をめぐり、正社員と非正規社員の待遇等に対するガイドライン案が明らかにされました。
基本給については、職業経験や能力などに違いがあれば許容されるとされ、賞与についても会社の業績への貢献度に応じた支給を認められています。

ということは、このガイドラインに沿った人材活用ができていれば、生産性に応じて対価を払うといった、賃金決定の原則に沿った企業運営ができることになるということでしょうか。

しかし、中小企業にとって課題は多々あるものと思われます。

様々な課題を解決でき、生産性の向上が賃金上昇を後押しする流れができれば、アベノミクスの掲げる2%の物価上昇も達成できるかもしれません。

では、来年のブログでは“生産性の向上”についてのとはそもそも何なのか、どのように向上させていけばよいのかについて書いていこうと思います。

お楽しみに。

本年もご愛読ありがとうございました。

皆様が、よいお年をお迎えくださいますよう祈念しております。

9月、中小企業診断士バッチが変わりました。

img_2515

他士業の例であれば

弁護士であれば、金色のひまわりの花弁の中央に銀色の天秤が彫られています。
先日、中小企業診断士協会と提携を行いました弁理士は十六弁菊花紋の中央に五三桐をあしらったデザイン。
司法書士は、鳳凰の止まり木として神聖視されていた桐。
税理士は国家の花であるさくら。
社労士は菊の花弁の中央にSRの文字が付されており、
行政書士は秋桜の10枚の花弁の中央部に篆書体の「行」の文字を配置したものになっています。

さて、今回の診断士バッチですが、羅針盤をモチーフにしたものとなっております。

コンセプトとしては、『 羅針盤は、中小企業の輝かしい未来を指し示す「中小企業診断士の使命」を表現しています。
また、主に直線で構成された図柄は、「ぶれのない誠意」を表しています。シャープなイメージは若々しく、
そして、斬新すぎることがない、愛着を持って身につけられるデザインになっています。』
(※一般社団法人中小企業診断協会HP抜粋)とのことです。

 

また、遅ればせながらご報告です。
8月に、安部中小企業診断士事務所は「認定経営革新等支援機関」(認定支援機関)として
認定されました。

これは、当事務所が、『税務、金融及び企業の財務に関する専門的な知識や支援に係る実務経験が一定レベル以上の者として国から認定』を受けたことを表します。

今後も中小企業・小規模事業者が持つ潜在力・底力を最大限引き出し、経営力の強化を図っていく所存です。

[2016.6.10]

カテゴリー:セミナー, 中小企業診断士, 日々の出来事

早いもので、6月となり梅雨入りもしましたが、晴天の日も多いように思われます。
久々のブログとなります。

大変遅くなりましたが、「平成28年熊本地震」被災された皆さまに対して、心からお見舞い申し上げます。

微力ではございますが、同じ九州で活動する中小企業診断士として
被災地の支援をさせていただきたいと思います。

私の所属する九州志士の会では、『「金融・税務・雇用・法律」で再生』と銘打ちまして
熊本地震で被災された皆様を対象に6月7日に無料セミナーを行いました。

政府より、『中小企業・小規模事業者向け支援策』と称し、
資金繰り拡充支援、経営復旧・再建支援、借入金の返済猶予等の金融支援等が行われております。

同セミナーでは政府支援の内容をメインにお話しさせていただき、たくさんの経営者の方に受講していただきました。

また、私の所属する福岡県中小企業診断士協会も
熊本県中小企業診断士協会に義援金を寄付させていただくことになりました。

私自身、中小企業基盤整備機構より依頼のありました復興支援アドバイザーに登録をいたしております。何かお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。

末筆になりましたが、一日も早い被災地の復興をお祈りするとともに、
被災された皆様が平穏な日々を取り戻せるよう お祈り申し上げます。

 

13173781_603834576451791_8473911777782834675_n[2]

 

1 2 3 4 5 6 7 8

このページの先頭へ

カテゴリー

月刊アーカイブ

お問い合わせフォーム

経営改善

よくあるご質問

経営改善ブログ

フェイスブック

福岡財務支局長 及び 九州経済産業局長 認定 経営革新等支援機関

福岡事業承継・M&Aセンター

九州エリア対応