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経営改善ブログ

[2017.4.10]

カテゴリー:中小企業診断士, 経営コンサルタント

年度の始まりの4月です。
花見シーズン真っ盛りといったところですね。

さて、今回は“社外取締役”についてです。

昨今、コーポレートガバナンスの一環として“社外取締役”の起用が積極化しています。
上場企業の約9割において選任されているというデータもあります。

中小企業には関係のないことと思われている経営者の方が多くいらっしゃるのですが
私が顧問契約をさせていただくときにはいつも、『私を社外取締役と思ってください』とお伝えしています。

中小企業であれ、大企業であれ、外部の視点を入れることは大変望ましいことです。

閉鎖的な経営になってしまっている企業から、不祥事の抑制や、経営効率の向上を通し、問題意識の掘り起しから
解決へのお手伝いをさせていただきたいと考えているからです。

安部中小企業診断士事務所は“100年続く企業”を応援しています。

 

HAPPY Valentine's Day !!

甘いものはあまり得意ではありませんが、おいしいものを少しだけ熱いコーヒーと一緒にいただくのは好きです。

チョコレートはGODIVAが好きです。

 

さて、今回は「ROE経営」についてです。

ROEとは自己資本比率のことで、企業が株主から預かった資金をどのくらい効率的に使っているかを表す指標となっています。

純資産を自己資本で割ることで算出し、数値が高いほど効率よく稼いでいると評価されます。

海外投資家が企業の収益力を評価基準としていることから、日本企業においても中期的な経営目標にROEを掲げる企業が増えてきています。

 

今年の3月からは『JPX日系中小型株指数』の算出も始まります。

東証の上場銘柄から、一定の中小型株の範囲を決めたうえで、過去3年間のROEと営業利益累計額を使って200銘柄を選んだものです。

 

また、2017年度の税制改正で営業利益やROEなどの利益指標に連動した役員報酬は要件を満たすことにより、損金となり法人税の負担が軽くなります。現在はグループ統括会社のみが対象となっていますが、改正により子会社の役員にも広げられる方向で進んでいます。

 

国の施策も後押しし、日本でもROEの財務指標が定着しつつあります。

しかし、東証一部上場企業の2015年度のROEの平均は7.8%となっており、米アップルの37%、米ファイザーの10%と比べると総じて低い水準であることがわかります。

投資や雇用、賃金を犠牲にし、目先の数値を改善しようとすると、長期的に見ていくと企業の収益力は衰退していくでしょう。

中小企業経営者の皆さま、資本を有効に使い、『100年続く企業力』を身に着けていくことが重要となっています。

あけましておめでとうございます。
年末年始、ゆっくりと過ごすことはできましたでしょうか?
事務所はゆっくりと5日に仕事始めを迎えました。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

前年からの引き続き、“生産性向上”のお話です。

では、実際に「生産性とは何か」「生産性を高める」ということがどのようなことなのか、どのように生産性を算出すれば良いのか、
なのですが、中小企業診断士試験における“生産性”の模範解答は以下のとおりです。

生産性分析が表す“生産性”とは、企業活動において、経営資源(労働力・資本)を投入=インプット  して、
生産高や売上高等の経営成果=アウトプット  の効率性を意味し、生産性=アウトプット/インプット で表されます。

つまり、“生産性の向上”とは、「アウトプット」につながらない「インプット」を減らしたり(=効率化への取り組み)、
アウトプットを増やすことのできる(できそうな)活動に取り組む(=付加価値向上への取り組み)ことをいいます。

今日、“第4次産業革命”と言われ、なんでもインターネットにつながるIoT、AI(人工知能)やロボットの
活用が政府の成長戦略の柱に掲げられています。

しかし、業務の効率化ばかり目指していては、ロボットやAIにとってかわられて、逆に人間の仕事がなくなっていくのではないでしょうか?

中小企業においては、まだまだ先のことと思われがちですが、すぐそこまで来ています。

ただ知識をため込んだり、事務作業を処理したりする仕事はAIにとってかわられます。

ロボットやAIに負けない、知識や体験をもとに物事を多面的に見る力や考える力、相手を思いやるホスピタリティ、改善を目指す心など、人間しか行いえない付加価値のある仕事があります。

個々の従業員の能力を上げることにより付加価値を付けた商品やサービスを生み出していくことは人間にしかできないものです。

生産性の向上は結局“人”に原点回帰していくものではないでしょうか。

安部中小企業診断士事務所では、生産性向上のために、会社が“勝ち組”となる人事制度の構築のお手伝いを行っております。

経営の視点から、人事労務の視点から、従業員の立場から・・・

会社と従業員がwin-winの関係を構築することのできるものと自負しております。

今後より一層求められる生産性向上の一つのツールとして、いかがでしょうか?

 

という事務所の宣伝で、今年をはじめさせていただきます(笑)。

今年も安部中小企業診断士事務所をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

9月、中小企業診断士バッチが変わりました。

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他士業の例であれば

弁護士であれば、金色のひまわりの花弁の中央に銀色の天秤が彫られています。
先日、中小企業診断士協会と提携を行いました弁理士は十六弁菊花紋の中央に五三桐をあしらったデザイン。
司法書士は、鳳凰の止まり木として神聖視されていた桐。
税理士は国家の花であるさくら。
社労士は菊の花弁の中央にSRの文字が付されており、
行政書士は秋桜の10枚の花弁の中央部に篆書体の「行」の文字を配置したものになっています。

さて、今回の診断士バッチですが、羅針盤をモチーフにしたものとなっております。

コンセプトとしては、『 羅針盤は、中小企業の輝かしい未来を指し示す「中小企業診断士の使命」を表現しています。
また、主に直線で構成された図柄は、「ぶれのない誠意」を表しています。シャープなイメージは若々しく、
そして、斬新すぎることがない、愛着を持って身につけられるデザインになっています。』
(※一般社団法人中小企業診断協会HP抜粋)とのことです。

 

また、遅ればせながらご報告です。
8月に、安部中小企業診断士事務所は「認定経営革新等支援機関」(認定支援機関)として
認定されました。

これは、当事務所が、『税務、金融及び企業の財務に関する専門的な知識や支援に係る実務経験が一定レベル以上の者として国から認定』を受けたことを表します。

今後も中小企業・小規模事業者が持つ潜在力・底力を最大限引き出し、経営力の強化を図っていく所存です。

安倍晋三内閣が「働き方改革」に本腰を入れる姿勢が顕著になってきています。

今日、「同一労働同一賃金」や「最低賃金の引き上げ」という文言が新聞を賑わわせています。

また、今月中旬には、安倍首相を議長した有識者による「働き方改革実現会議」が設置されます。

それに関しまして、今回は厚生労働省の助成金について書いていこうと思います。

 

今までの厚生労働省管轄の助成金は雇用安定や能力の向上等を目的として創設されたものが多く、
(一概には言えませんが)要件を満たせば受給可能なものが多くありました。

今年9月1日、厚生労働省はキャリアアップ助成金の拡充を発表しました。

そもそもキャリアアップ助成金とは『①労働者の意欲、能力の向上、②事業の生産性の向上、③優秀な人材確保』のための
助成金となっています。

非正規社員の正社員転換、人材育成、処遇改善などの取り組みに対して助成されており、①意欲、能力の向上、③優秀な人材確保に対しては、一定の効果があったのではないかと思われます。

しかし、②事業の生産性向上については間接的なもので、①・③が見込まれれば、自動的に生産性が向上されるであろうくらいのものではなかったでしょうか。

今回、そこに新しい加算措置を設けられました。

生産性が上昇している企業には助成金を増額するというものです。

内容としては、3年度前と比べて生産性が6%上昇している場合に助成額を増額する仕組みが創設されました。

助成金において、決算書から算出した付加価値をみるということは今ではなかったのではないでしょうか?

やはり、制度導入だけで支給するものよりも、『生産性の向上』という結果を重視するように転換していかなければならないのではないかと思います。

今後は助成金の支給申請支援等についても経営コンサルタント的な視点、又は社会保険労務士と中小企業診断士との連携等が必要となってくるのではないでしょうか?

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