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経営改善ブログ

[2022.5.20]

カテゴリー:経営コンサルタント, 経営改善

5月も半ばを過ぎて暦の上ではもう初夏となりました。

日頃、経営コンサルタントとして中小企業の経営者や幹部の方に対して経営計画の策定支援を行なっていますが、その過程で「目的と目標」の違いを良く理解されていないケースが見受けられます。

今回のブログのテーマは、そんな知っているようで良く理解できていない「目的と目標」の違いについてです。

まず、結果を出すために知っておきたい、目的と目標の違いは7つあります。

違い1. 目標は目的のためにある。
違い2. 目標は具体的に、目的は抽象的に。
違い3. 目標は見えるモノ、目的は見たいモノ。
違い4. 目標は過程、目的は行き先。
違い5. 目標は複数、目的はひとつ。
違い6. 目標は諦めても目的は諦めてはいけない。
違い7. 目的は目標の先にある。

如何でしょうか?
分かるようで分からないでしょうか?

要約すると、「目標」とは、単に目指すべき状態(計画として定量的・定性的に表すことが可能)や目指すべき具体的なものをいいます。そして、それに意義(目指す理由や意味)が付加されることにより「目的」となります。意義とはそれを目指す理由であり、その行為に自分(あるいは会社)が見いだしている価値や動機のことです。

目的と目標の関係を数式で表すと

目的=目標+意義

になります。

実際のところ、会社において仕事や業務の目的に代わって目標を置くことはできます。
しかし、その時に意義が欠如していると、社員にとっては「目標疲れ」が生じる危険があります。実は、向かう先に意義を感じていないがための目標疲れであることが多く、あるいは手段が目的になってしまうことが多いのです。

ですから、経営者は目標に意義を加え、目的に昇華させ、社員と共有する必要があるのです。

安部中小企業診断士事務所は、“100年続く企業”を応援しています。

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